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■ ジュニパー |
学 名 |
Juniperus communis |
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生産地 |
ユーゴスラビア |
科 名 |
ヒノキ科 |
種 類 |
低木 |
作 用 |
利尿、鎮痛、抗菌 |
抽出する部位と 方法 |
液果 / 水蒸気蒸留法 |
主要成分 |
αーピネン、ミルセン、サビネン |
植物の特徴 |
厳しい気象条件でも容易に育つジュニパーは、世界各地で見られる。幹は赤みがかっていて、葉は針のような形。
小さな黄色の花を咲かせ、青色または黒い液果を実らせる。
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栽培場所 |
精油用のジュニパーはユーゴスラビアの他、ハンガリ、フランス、イタリア、カナダなどの各国で栽培されている。
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香 り |
松葉のような、心にスッとしみこむような香りで、森林浴の深いリラックス感を味わえる。
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適 応 |
こころ |
お部屋で芳香浴すると、森林浴を行なったような効果を得られ、気分をリフレッシュでき、疲労感を解消することが可能。
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からだ |
特に利尿作用は有名。お酒の飲みすぎ、食べすぎによる胃のもたれなどに毒性物質を排出させるのに役立つ。
食欲を正常に戻し、肥満解消に役立つ。むくみ、セルライトに。
痛み物質や老廃物を洗い流すので リウマチ、痛風、関節炎などに。
泌尿器系の感染症や前立腺肥大による閉尿に用いられる。 血流を促して体を温めるので 冷え性の方にも。
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肌 |
収れんと洗浄効果により、脂性肌や、にきび、皮膚炎、湿疹などに。
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環 境 |
ヒノキ科なので 空気を浄化する作用も期待できる。
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利用法 |
芳香浴 |
心が鎮まり、集中力がアップするので、芳香器に4〜5滴入れて。
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手浴・足浴 |
リウマチ、痛風、関節炎などの痛みやこわばりに対して、洗面器にお湯をはり、ジュニパー2滴、ローズマリー1滴を加えてよく混ぜ、15分ほど温める。
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足のマッサージ |
むくみ、足のだるさには、入浴後に足先から太ももに向かってマッサージ。(ジュニパー精油入りのマッサージオイルを自分で作るか、La CASTAレッグジェル@1200円でのケアがおすすめ)
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芳香浴などでブレンドに合う精油 |
オレンジ、グレープフルーツ、サイプレス、サンダルウッド、ゼラニウム、ベルガモット、レモングラス、ローズマリー |
注意点 |
・長期・多量の使用は控える。
・腎臓障害や体に各種の炎症がある時は使用を控える。
・通経剤となるので妊娠中は使用を避ける。
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MEMO |
・利尿作用と殺菌作用は特に有名で、古代よりコレラや腸チフスのような伝染病に大きく貢献。
・長い間、フランスの病院では、ジュニパーとローズマリーの枝を焚いて病棟の空気の浄化に活用していた。
・ユーゴスラビアではジュニパーは万能薬と考えられてきた。
・モンゴルでは出産がはじまると女性に与える。
・お酒のジンの香りづけに使われるのは有名。
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